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Jun 8

FMV-LIFEBOOKやTOUGHBOOKなどMIDの新作がズラリ――Centrino Atomショウケース

Posted at Jun 8, 2008 08:23 PM コメント (0) トラックバック (0)

リリースの日付 : 2008 - 06 - 08

Atom搭載のNetbookが話題をさらった2008年のCOMPUTEXだが、Atom搭載MIDも盛り上がっていた。Intelの講演とMIDショウケースの模様をお届けする。
小さなMIDが大きなビジネスチャンスを生む


開発中のWiMAXとIEEE802.11n/a/g/b無線LANのコンボモジュールを右手に、Moorestownのサンプルボードを左手に持ったアナンド・チャンドラシーカー氏


 IntelはCOMPUTEX TAIPEI 2008の開催中、会場の近くでCentrino Atomの説明会を開催した。ここで取り上げられたAtomは、いわゆるNetbook/Nettop向けの「Diamondville」ではなく、MID(Mobile Internet Device)向けに小型化と省電力化をより押し進めた「Silverthorne」のほうだ。

 同説明会では、米Intel上席副社長兼ウルトラ・モビリティー事業部長のアナンド・チャンドラシーカー氏が登壇。「Small Devices Unleash BIG Opportunities」(小さなデバイスが大きなチャンスを解き放つ)をテーマに、Celeron Atom搭載MIDのパフォーマンスやユーザーメリット、メーカー各社との協力によるエコシステムの構築について、講演を行った。

 Centrino Atom自体は4月に発表ずみなので、同氏の講演もIDF上海や日本での発表会と重複する内容が多かったが、今回はゲストとしてBenQのピーター・チェン氏(テクノロジープロダクトセンター ジェネラルマネージャー)と日立製作所の篠崎雅継氏(カーインフォメーションシステム事業部 副社長兼事業部長)が招かれ、それぞれのMIDのデモを行うなどの趣向を用意していた。


BenQが発売するMIDの「S6」のデモでは、ピーター・チェン氏が“Search Intel Go”とマイクに向かって話すと、音声認識機能によってGoogleで“Intel”を検索した結果が表示される様子や、本体を上下左右に傾けて画面をスクロールさせる様子がスクリーンに映し出された(写真=上、中央)。日立製作所の篠崎雅継氏は、同社の子会社であるクラリオンのMID「MiND」でカーナビゲーションを行う様子を紹介した(写真=下)

 またアナンド氏は、新しいパートナーシップとしてWind Riverと協業してオープンソースの車載デバイス向けプラットフォームを開発中であることや、P2Pを使った無料動画配信サービス「Joost」をはじめ、50以上のソフトウェアベンダーがAtomに最適化されたアプリケーションやサービスを開発していることを説明。さらには、SianoがMobile TV技術、Gemtek、Samsung、USIが3in1通信モジュール(無線LAN/Bluetooth/GPS)、Optionが3G技術を提供しているほか、NTTドコモやウィルコムを含む通信事業者のサポートも進んでいることを述べ、MIDは立ち上がったばかりだがエコシステムが成長していることを強調した。


いつでもどこでも“つながる”MIDを実現するために協業しているメーカーと各社の技術(写真=上)。Atomのサポートをうたうサービスプロバイダ(写真=中央)。MIDのエコシステムの概要(写真=下)

 講演の最後には、次世代Centrino Atomとして2009?2010年に投入予定の「Moorestown」について言及。IDF北京での説明と同様、CPU、グラフィックス、メモリコントローラをシングルチップに統合したSoC(system on chip)設計により、現行のCentrino Atomと比較して10分の1以下のアイドル時消費電力を目指すことを改めてアピールした。


Moorestownはコイン大のSOC「Lincroft」とI/Oハブ「Langwell」を採用(写真=上)。冒頭でのアナンド氏の写真でも紹介した通り、Moorestownのサンプルボードはクレジットカードより小さいサイズになる(写真=中央)。Intelが開発しているWiMAXとIEEE802.11n/a/g/b無線LANのコンボモジュール「Intel WiMAX/WiFi Link 5050」も展示された(写真=下)

 講演後のショウケースで展示されたCentrino Atom搭載MIDをまとめて紹介する。

ショウケースではさまざまなMIDが展示
 講演後に公開されたショウケースでは、富士通、シャープ、パナソニック、クラリオン、ASUSTeK、BenQ、GIGABYTE、Lenovo、USIといったメーカーがCentrino Atom対応製品を展示していた。これらは、CESやIDF北京、日本でのCentrino Atom発表会で公開されたものが中心だ。

 会場には各製品に関する資料がほとんど展示されておらず、詳細を聞けるスタッフも少なかったため、ここでは実機に触れて分かったスペックを中心に、製品情報を写真とともに紹介する。なお、CESや日本の発表会で展示された東芝のMIDの姿は見あたらなかった。


富士通は未発表のUMPCとして「FMV-LIFEBOOK」の新モデルを展示。詳細は不明だが、展示機はCPUがAtom Z530(1.6GHz)、メモリが1Gバイト、ストレージが40GバイトHDDといったスペックだった。主要なインタフェースを左右に振り分けた基本的なデザインは、現在国内で同社が販売しているFMV-LIFEBOOKおよび「FMV-BIBLO LOOX U」を踏襲している


展示機の液晶ディスプレイは5.6インチワイドながら、解像度は1280×768ドットと高く、Windows Vistaでサイドバーを使用しても表示領域には余裕があった(写真=上)。Qwertyキーボードは6段配列を採用(写真=中央)。現行のFMV-LIFEBOOKおよびFMV-BIBLO LOOX Uと比較して、縦に1段増えたことで、無理なレイアウトが減っている。さらに、各キーのキャップ部分の両端に段差を設けるなど、入力しやすいように工夫されていた。専用クレードルにセットした状態(写真=下)。ボディはブラックで統一されており、天板は光沢塗装だった


パナソニックからは小型の「TOUGHBOOK」が出展されていた(写真=上)。5.6インチワイド液晶とSSD、両手の親指で入力することを想定した3段配列のキーボードを搭載するが、横幅が広く厚みがあるので、中央のボタンには指が届きにくい(写真=中央)。分厚い本体はファンレス設計かつ防水仕様で、背面にしっかりしたストラップが装着され、各端子がゴムキャップで覆われるなど、TOUGHBOOKならではの頑丈な作りだ(写真=下)


ASUSTeKの「R50A」は1024×600ドット表示の5.6インチワイド液晶を搭載(写真=上)。メモリは1Gバイト、ストレージは32GバイトSSDを採用する。OSはWindows Vista、ネットワーク関連はBluetooth 2.0+EDR、IEEE802.11g/bの無線LAN、HSDPAに対応、そしてGPSレシーバやカメラも内蔵する。BenQの「S6」は800×480ドット表示の4.8インチワイド液晶を装備(写真=中央)。メモリは512Mバイト、ストレージは4GバイトSSD、OSはLinuxを採用する。ネットワーク関連はBluetooth、IEEE802.11g/bの無線LAN、HSDPAを備えており、こちらもGPSレシーバとカメラを内蔵していた。クラリオンの「MiND」は、800×480ドット表示の4.8インチ液晶とGPSモジュールを備えたカーナビゲーション向けMID(写真=下)。OSはLinuxで、メモリは512Mバイト、ストレージは4GバイトのSSDを搭載する。ネットワーク関連はIEEE802.11g/bの無線LANを備え、将来的には3Gにも対応する予定。MiNDは2008年秋に北米で700ドル程度で発売予定、国内の投入は未定という


Lenovoの「Ideapad U8」は800×480ドット表示の4.8インチワイド液晶を採用(写真=上)。OSはLinuxで、メモリは512Mバイト、ストレージはSSDを搭載する。ネットワーク関連はBluetooth、無線LAN、EDGE、GPSといった構成だ。Ideapad U8の裏面はカメラが内蔵され、オリンピック仕様のカラフルなデザインになっていた(写真=中央)。台湾USIの「MID-150」も800×480ドット表示の4.8インチワイド液晶を搭載(写真=下)。512MバイトのメモリとSSD、拡張用のExpressCard/34スロットを備える。Bluetooth、無線LAN、GPSに対応するほか、WiMAX、WWAN機能の追加が可能だ


800×480ドット表示の4.8インチワイド液晶を搭載したGIGABYTEの「M528」はブラックとホワイトの2色を展示(写真=上)。詳細はこちらの記事で紹介した通りだ。日本では発表ずみの「WILLCOM D4」も展示され、海外メディアの注目を集めていた(写真=下)

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