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Nov 6

GoogleはMicrosoftを恐れるべき――その理由は

Posted at Nov 6, 2009 10:31 PM コメント (0) トラックバック (0)

リリースの日付 : 2009 - 11 - 06

MicrosoftがGoogleを恐れているのは確かだが、GoogleもまたMicrosoftを恐れるべきだ。Microsoftには資金力があり、Windowsもまだ強力だ。

 MicrosoftがGoogleを恐れていることに議論の余地はない。Microsoftはやることなすことほとんどにおいて、Googleに対抗している。オンラインへの取り組みは特にそうだ。Googleがなかったら、MicrosoftはYahoo!との提携など考えもしなかっただろう。だが、提携は実現した。それは不安から生まれた。

 だがGoogleもまた、Microsoftを恐れるべきなのだ。Microsoftはまだオンラインで足掛かりを得ようとしているところかもしれないが、巨大な企業だし、あきらめることはないだろう。それにこれまで、Microsoftは勝算が不確かなとき、それをうまく克服してきた。だから安心してほしい。Microsoftがただ単に転ぶようなことはないだろう。

 GoogleがMicrosoftを恐れるべき理由を以下に挙げる。

1. Microsoftは巨大だ
 Googleは素晴らしい株価が付いている大企業かもしれないが、MicrosoftもまだIT業界では巨大な存在だ。Microsoftは四半期ごとに数十億ドルの利益を得ている。業界全体で最も強力なソフトデベロッパーだ。投資したいものに投資できるだけの資金力もある。ビジネスの世界では、金があれば多くの問題を解決できる。Microsoftには金がある。

2. Googleは新参者だ
 GoogleはChromeやAndroidなどのアプリケーションでソフトウェア分野に進出しようとしているが、まだ真に地歩を築いてはいない。ブラウザ市場では、今のところはまだInternet Explorer(IE)がChromeを引き離して一人勝ちの状態にある。Androidは勢いを増しつつはあるが、まだモバイル分野で自身を確立できていない。Chrome OSは未知数だ。Googleが始終見上げているのはMicrosoftなのだ。

3. Yahoo!との提携は大きい
 Yahoo!と提携したからといって、Microsoftが検索エンジン市場を支配することはできないだろうが、同社がGoogleに近づくチャンスは大きくなる。この提携のおかげで、検索市場は間もなく、2つの検索サービスの対決の場になるかもしれない。広告主が注目するのは確実だ。検索におけるMicrosoftの立場が強まったら、GoogleはMicrosoftが強くなりすぎた場合の悪影響を考えるべきだ。

4. Windowsはまだ強力だ
 かつてのような尊敬は集めていないかもしれないが、Windowsは今もなお極めて重要なソフトだ。大多数のコンピュータに搭載されているし、企業向けOSのトップだ。ほとんどのユーザーは新しいものへの乗り替えに消極的だ。Chrome OSに多額の投資をしているGoogleは、それを自覚して気にしておくべきだ。どうすればChrome OSはWindowsに勝てるのか? どうすればGoogleは投資を回収できるのか? Windows 7に満足する人が増えるほど、GoogleとChrome OSにとっては分が悪くなる。

5. Microsoftはよくなっている
 数年前なら、Microsoftは自社製品のユーザーを本当に理解しているとは言い難かっただろう。Microsoftが現状維持に甘んじていた間に、Googleなどほかの企業が新たに業界をリードしたようだ。今はもう違うと思う。今のMicrosoftはユーザーが望むものを理解しているようだ。それが何よりはっきり分かるのが、Windows 7とBingだ。もう、ユーザーを理解している企業はGoogleだけではないのだ。

6. Bingはかなりの優れもの
 Microsoft Liveは大したものではなかった。だがユーザーがBingを試してみたら、その検索結果に満足するだろう。BingはGoogleで見られるのとほぼ同じ検索結果を提供する。それにビジュアル検索などの付加機能のおかげで、Google検索にはないものが幾つか加わっている。Bingが検索市場で勢力を伸ばす理由はある。Bingはかなりの優れものなのだ。

7. MicrosoftはGoogleを狙っている
 GoogleはMicrosoftを標的に据えているかもしれないが、MicrosoftもまたGoogleに狙いを付けている。Microsoftは市場におけるGoogleの影響を押さえ込むための戦略を用意している。同社は自分のやりたいことを分かっている。それに資金力があるので、Microsoftにチャンスがないとは簡単には言えないと思う。

8. 企業はMicrosoftを信頼している
 Googleはコンシューマー分野では好調かもしれないが、法人分野ではまだ大きく後れている。同社のモバイルプラットフォームはまだ法人を取り込めていない。Googleドキュメントは、Microsoft Officeから企業ユーザーを奪えるだけの十分な価値を提供していない。これら2つの重要な要素がなければ、Googleはいずれのサービスでも大したことはできないだろう。

9. 「未来はクラウドにあり」をMicrosoftも理解している
 Googleは、未来はインターネット上にあるということを分かっているかもしれないが、Microsoftもそれを理解しているはずだ。MicrosoftはWebでGoogleと戦うつもりだということを明確にしている。Officeなどより多くの自社サービスをインターネットに展開し始めている。Microsoftはクラウドコンピューティングのトレンドに深く踏み込んでいる。

10. Windows 7は未知の要因
 Windows Vistaは使い物にならなかったかもしれないが、Windows 7は別物だ。Windows 7のありのままの姿――Vistaが本来そうあるべきだった姿――を見ているユーザーは、同OSに満足している。Windows 7が成功するほど、Googleがソフトウェア市場に進出する上での問題は大きくなる。Googleはそれを知っているし、Microsoftも分かっている。

 Googleは現状に満足しすぎてはいけない。Microsoftはこの戦いに深く食い込んでいる。

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